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アルコール凍結(AF凍結)とは

いかに生の鮮度に近づけるか、ドリップ0を目指して
リキッドフリーザー「凍眠」凍らせるのではなく、眠らせる
株式会社テクニカン アルコール凍結機 凍眠

アルコール凍結とは?

アルコール凍結機 S-150W 凍眠 ・マームアラモードではAF凍結と表記しております。アルコール凍結はマイナス30度のアルコール液に真空パックした食品を沈めて一気に凍結する方法。気体より熱伝導率の高い液体で効率よく熱を奪い、凍結速度はエアーブラストの20倍、チッソ凍結の8倍にもなります。この急速冷凍技術により形成される氷の結晶は5ミクロンで、それは肉や魚の細胞の大きさである20~30ミクロンよりも小さいため、細胞を破壊しません。
従来のエアブラスト凍結とリキッド凍結の凍結イメージ
ワンポイント

液体の熱伝導率は、皆様の実体験からも容易にご想像いただけます。
銭湯で水風呂に入ると、サウナで火照った体も一瞬でクールダウンされますね。でも、その温度はせいぜい18度、気温ではやや涼しいぐらいの温度です。液体の熱伝導率はそれだけの冷却効果をもたらします。

適切な温度

アルコール凍結機 S-150W 凍眠 ・アルコール凍結機のアルコール温度は約マイナス30度、ではチッソ凍結のマイナス196度のように、より低温で凍結した方が鮮度の保持には適しているのではないか?と疑問を思われる方もいらっしゃると思います。実はこれの答えはNOなんです。 急激に冷やしすぎても、細胞がびっくりして肉や魚が割れてしまいます。たとえば、工事現場でビルを建設する際に鉄骨の基礎にコンクリートを流し込みます。このコンクリートも固まる際の温度が重要です。食材は建物ではありませんので強度は問われませんが、急激に凍結するとそれ自体に割れ目が生じてしまうのです。最高の凍結には、スピードと温度、絶妙なバランスが大事なのです。

最小限のドリップ流出

アルコール凍結機 S-150W 凍眠 ・アルコール凍結時に生成される氷の結晶は約5ミクロンと極めて小さなサイズ(肉や魚の細胞のサイズは約20~30ミクロン)で食品の細胞を破壊が最小限。このため通常凍結された商品と比べると流出するドリップ量は10分の1(右の表)で、解凍後も生食品と比べても鮮度、味が落ちません。ドリップとは、冷凍肉や魚を解凍したときに出る赤い液体です。たんぱく質、アミノ酸塩類、ビタミンなどの栄養分やうまみのもとで、これらが失われると食品の味や品質が劣化します。
従来のエアブラスト凍結とリキッド凍結の解凍時の比較(鹿肉)
従来のエアブラスト凍結とリキッド凍結の解凍時の比較(カニ)

冷凍焼けを防ぐ効果

アルコール凍結機 S-150W 凍眠 ・アルコール凍結では、凍結速度が非常に速いため、氷の結晶が非常に小さく(5μ)で不規則に並ぶため、凍結商品の表面が白濁して見えることがあります。これは非常に小さな氷がクリーム状となって食品の表面を覆う為で、これが酸化による冷凍焼けなどの劣化も防ぎます。(これが食品の表面を白く見せるため冷凍焼けと勘違いされることがありますが、解凍するとまるで生のような色合いに戻ります。)
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