
フレキシパンに関するQ&A
Qフレキシパンを使って焼きむらがでますが、よい方法はありますか?
Aどのオーブンの場合でも金型を使う時より温度を10〜20度低くしてください。
Aグリルか穴あき天板を使用して、できればコンベクションオーブンを使用してください。平窯の場合は20〜30度くらい下火を強めに設定してください。
![]() 170℃ グリル使用 |
![]() 上火160℃ 下火180℃ グリル使用 |
A焼き菓子の裏面に空気穴が開いてしまう場合は、下火が強く入るように調整してください。
Aフィナンシェのように浅く長い型の場合、記事の湿度が低く過ぎると底に「えくぼ」ができやすくなります。常温近くまで戻して焼成すると、底面がきれいに仕上がります。
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Q焼きあがってから、フレキシパンがはがれないことがあるのはなぜ?
A油分の少ない生地の場合、型離れが悪くなることがあります。その場合、一度冷凍して完全に固まったところで押し出してください。または、型に少しだけ油を塗ってから使っていただくと焼き上がり時にきれいにはがれます。金型で必要とされる油の量よりもずっと少なくて結構です。(フレキシパンを最初に使うときだけは、薄く油を塗っていただくことをお勧めします。)
A何回も空焼きをすると表面が荒れてしまい、はがれが悪くなります。生地量の都合で毎回空焼きしなくてはならない場合、生地が入らない部分には捨て生地か水、氷などを入れて空焼き状態にならないよう工夫してください。
Qフレキシパンからムースやゼリーを外す場合の注意点は?
Aしっかりと冷凍してください。完全に固まった状態で外さないと、柔らかいムースは崩れてしまいます。
Aフレキシパンから外したムースを冷凍保存する場合は、霜がつかないように1個ずつラップで包んで冷凍庫に入れてください。解凍の際には冷凍庫の中でなるべくゆっくりと解凍してください。
Aフレキシパンは冷凍できないムース・ゼリー類の仕込には向いていません。
Qドーム型を使った時、頭がへこんでしまう場合にはどうすればよいですか?
Aムースを冷凍する際に、シリコンペーパーを敷いて上下逆さにして固めてください。きれいな半円に固まります。
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Q使用した後はどのように洗えばいいのですか?
Aフレキシパン、シルパットなどのドゥマール製品は、中性洗剤を使って、スポンジなどで軽く洗ってください。その後、洗剤が完全になくなるまでしっかりとすすいでから、自然乾燥させてください。また、その後保存の際には折ったりせずに平らな状態で保管してください。
注1)洗浄機を使うと、型の形状から洗剤が最後まで落ち切らなかったり、また、洗剤のアルカリ性が強かったりすることで、シリコンを痛めてしまうことがあります。洗浄機の性質にもよりますが、洗浄機の使用はあまりお奨めしていません。
注2)オーブンで空焼きしてしまうと、楓ハがかなり痛んでしまいます。フレキシパンについた焦げはスポンジでこすれば簡単に落ちます。
注3)タワシのような固いものでこすると、楓ハに傷がついてしまいます。フレキシパンについた焦げはスポンジでこすれば簡単に落ちます。
Q普通に使ったのにすぐにはがれが悪くなってしまったのだけれど?
Aクイニーアマンのような極端に油分が多い生地を焼成する場合、数百回の使用ではがれが悪くなることがあります。一般的な焼き菓子の場合、型に一度油を塗ってみてください。その次からは剥がれの良さがよみがえります。
Aフレキシパンの楓ハにぼこぼこと突起が現れることがあります。この突起はシリコンが吸い込んだ油分によって起こされる変化で、使用限界に近づいていることの印です。試用期間を長くするためにも、使用毎の洗浄をお勧めします。
Aレキシパン全体のつやが抜け、柔軟性がなくなってしまったら、フレキシパンの限界です。一般的な焼き菓子に使用する場合、2000回程度の焼成に耐えますが、使用状況によって多少の違いはあります。
Qフレキシパンは破れることがあるのですか?
A深いタイプのフレキシパンの場合、角が破れやすくなります。特に冷凍したムースを押し出す場合に大きな負担がかかることが多いので、あまり力を入れすぎないよう、丁寧に押し出してください。


