・まず第一に「エビのサイズは重量サイズであり、長さではない」という事。この為、同じ重さの海老でも、太いものは短く、細いものは長くなるなど、同じ規格内でも長さは均一でない場合があります。
ロブスターサイズ
-主にロブスターホールで使用-
・ホール(姿)の状態で販売される伊勢海老やオマールなどロブスターは、1尾あたりの製品重量範囲で表すか、10kgあたりの尾数で表します。
例えば、オマールロブスター海老 450/500は、1尾あたりの製品重量が450〜500gであることを表し、セントポール島沖 生冷ロブスターホール 44尾は、10kg入り÷44尾=227gで1尾あたり平均227gの製品重量であることを表しています。
オンスサイズ
-主にオマールテールで使用-
・テール(尾)の状態で販売されるオマールなどロブスターは、1本あたりの製品重量範囲をオンス(28.349g)で表します。
生冷オマールテール(殻付) 3/4オンスは、殻付きのテールが1本あたり約85〜113gの製品重量であることを表しています。
同じ2/3、3/4オンスサイズ規格内でも、様々な事情により、小さいものが多い、もしくは大きいものが多いなどどちらかに偏っている場合には、マームアラモード内で「小さめ」や「大きめ」などの表記で分かりやすくしております。
尾数建てサイズ
-主に有頭エビで使用-
・有頭エビの表記で利用されることが多いのが尾数建てサイズで、1kg、1.3kg、2kgなど、ある決まった単位重量あたりに入ってる尾数でサイズを表します。
例えば、くるまえび科 お刺身天然海老の25尾1kgは、1kgあたり25尾入っていることを意味します。
ポンドサイズ
-主に殻付き無頭海老で使用-
・主に殻付きの無頭海老に利用されるのがポンドサイズ。1ポンド(453.6g)あたり、何尾の海老が入っているかで表示されます。
無頭バナメイ海老(殻付き) 21/25は、1ポンドあたりに21〜25尾入っていることを示しており、1ポンド(453.6g)÷23尾=約19.7gのサイズで、1.8kgのブロックには約83〜99尾が入る目安となります。
ムキエビポンドサイズ(ムキ前サイズ)
-主に中型から大型のムキエビで使用-
・ムキエビのサイズは2通りあります。1つは殻をむく前の無頭殻付きの状態でサイズを表す方法です。
例えば、ムキ前にサイズ表記で41/50サイズ表示の製品を考えてみます。ムキエビは殻をむくと80%の重さになりますので、ムキ前サイズ41/50のムキエビの1尾あたりの平均重量は1ポンド(453.6g)÷45尾=10.08gの殻付き状態をむくと10.08g×80%=約8gのサイズとなります。主に中型から大型(26/30〜91/110サイズの目安)のムキエビのサイズ表記に使われます。
ムキエビポンドサイズ(ムキ後サイズ)
-主に小型のムキエビで使用-
・小型サイズ以下のムキエビには、殻をむいた後の状態でサイズを表します。
ムキ後サイズで100/200サイズ表示のムキエビ製品は、殻をむいた後に1ポンドあたり100〜200尾のムキエビであることを意味しますので、1尾あたりの平均重量は1ポンド(453.6g)÷150尾=約3gとなります。