レニエリ家 DOPグラン・パダーノ豚のサラミ カポコッロ 無添加 の特徴
CAPOCOLLO
仕様
・保存料を全く使用せずゆっくりと長期熟成、独特の風味を持つ。無添加の為酸味が無く、また旨みが濃厚、香りと味わいのバランスも良い。18℃以下くらいで、常温で提供し、香りを楽しむのもお勧めです。同様の製法で作られるサラミを一般的にコッパと呼びますが、トスカーナではカポコッロと呼ばれます。
・発色剤として使用される亜硝酸Naや硝酸Kを使用しておりません。この為、スライスした際の真紅の発色は難しく濁った色合いになってしまいますが、トスカーナの伝統を遵守した本来のアルティザナーレをお楽しみいただけます。
メーカー・生産者など
RENIERIレニエリ
2人のマエストロが製造
トスカーナのフィレンツェとシエナの中間に位置するキャンティの山岳地帯、ポッジボンシ。
レニエリ家は第二次大戦後焼け野原となったこの場所で、もう一度「人々の根本的な生活を満たす」という強い意志のもと設立されました。製造過程は50年前当時のまま。サルーミを作り続けて40年以上のマエストロ2人が製造する小さな作り手。
原料となる豚は脂の乗った良質なスイーノ・ペザンテDOPを扱う1社のみから仕入れています。
Terra Chianti, senza Coloranti, senza Conservanti無添加をモットーに
「作るものは、まず、自分たちが満足するものでなければならない」「豚肉加工品において自然なエージング(熟成)が最も大切、急いだ結果は、健康に害を及ぼすだけ」という現在2代目のフィリッポ・レニエリ氏の信条のもと、ほとんどのメーカーが発色剤を使用する中、保存料に亜硝酸ナトリウムを使用せず、可能なかぎり自然なままのトスカーナ伝統を遵守したアルティザナーレな豚肉加工品です。
トスカーナの古い家庭では、豚を屠畜すると全ての部位を使って保存食を作り、1年のタンパク源として使い切るという慣わしがありました。冷蔵庫のない時代は、一年で最も寒いクリスマスの後が屠畜の時期と決まっていたのです。
まず最初に使うのは屠畜した時に出る血ですが、新鮮な血と肉を使用して、ブリストを作ります。ト畜後に最初に食べるのもブリストです。同時に頭や皮、耳を煮て固めるソプラサータ(テスタ・ディ・マイアーレ)も作り、冬場のタンパク源として食べます。
屠畜の翌日にはソーセージ作りで、熟成期間の長いサラミやカポコッロ(コッパ)は最後です。春には、やや低カロリーのサラミやカポコッロをいただき、夏のおわり、収穫の時期には一年近く熟成を経たお待ちかね、生ハムが登場となります。こうしてトスカーナでは1頭の豚が1年を通して家族の生活を支えます。