加工食品用表示規格書作成日:2021年07月26日(確認日:2022年07月25日)
モンドール オ ヴァシュラン デュ オー ドゥ A.O.P. 約350gの特徴Mont d'or au vecherin du Haut-Doubs AOP au lait cru仕様・ジュラ山脈にあるモン・ドール(黄金の山)という山、その山岳地帯に住む農民によって代々作られてきたウォッシュタイプのチーズ。外皮は少しヒダの入ったオレンジ色。うっすらと白い産毛が生えている。肉質は黄色がかった象牙色で柔らかくねっとり。エピセアの香りとミルクの香りがする。香ばしいヘーゼルナッツや木の実のようなコクとクリームの甘みのバランスが良い。 規格原料乳:牛乳 シーズン・毎年10月ごろより3月中旬ごろまで。フランスでモンドールの製造は8月15日から翌年の3月15日までと定められています。製造開始から製造元で約4週間の熟成、そしてチーズの販売元で約2週間のの熟成が行われますので、日本へ入荷するのは毎年9月末から10月初旬からとなります。 オペレーション・一般的には、トロトロになった状態をスプーンですくって食べるイメージが強いモンドールですが、飲食店では扇状にカットしてバゲットなどに載せて提供することが多いようです。賞味期間内で冷蔵庫から取り出したばかりのモンドールは、少し柔らかいねっとりしたカマンベールのようなイメージですので比較的容易にカットすることができます。まずは木箱を剥がすように取り除き、チーズをリング状に囲むエピセア(樅の木の一種)の枠を外します。適度なサイズにカットしたモンドールは、このエピセアの香りが特徴ですので、カットした一部も添えて提供するのも良いかもしれません。モンドールを室温に置くと流れ出るような柔らかさになりますので、提供するまでの時間などの調整にご注意ください。 「モンドール オ ヴァシュラン デュ オー ドゥ」と「ヴァシュラン モン ドール」・モンドールは、フランスとスイスの国境にあるジュラ山脈のモンドールと呼ばれる山の周辺で製造されます。その山のフランス側で作られるものを「モンドール オ ヴァシュラン デュ オー ドゥ」、スイス側は「ヴァシュラン モン ドール」と呼ばれます。両者とも製造方法はほとんど同じですが、フランスでは原料に無殺菌のミルクを使用するに対し、スイス側ではパスチャライズされたものを使用します。 空輸されるフランスチーズ
・春から夏に向けて、表面がピンクから赤色に見えることがあります。これは、もともとチーズに含まれる赤色酵母が活発になるためであり、特にウォッシュタイプに見られる現象ですが、味や人体への悪影響はありませんのでご安心ください。また、側面はエピセアの樹皮で巻かれて熟成されるため、チーズに色が移ることがありますが問題はありません。ここから薄いベージュ色で綿状のカビが生えることがありますが、その部分は取り除いでお召し上がりください。 在庫する空輸フロマージュの賞味期限に関して
空輸チーズの内容量に関して
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