アド ラルド サラート ディ スタジオナート イン コンカ コロンナータの特徴
LARDO di ADO stagionata Conca di Colonnata
仕様
・180 日の期間、大理石の石槽で、香草と共に漬け込み熟成させなど独特の製法で光り輝く背脂が生み出されます。
コロンナータ村産大理石の桶熟成
・アピアーノ山脈の恩恵、ジビエなどのイメージの強い自然豊かなトスカーナ州ですが、西岸側に位置する、マッサ・カラーラ地方は、眩い白い砂浜から広がるエメラルドグリーンの海に棲まう地中海の恩恵も豊富、まさに自然の宝庫です。
その中心地となるアピアーノ山脈の麓に位置するコロンナータ村では、氷山のような大理石の山々が切り立ち、数世紀にも渡る採掘の歴史を持っております。ミケランジェロのダヴィデ像を始めとしたイタリアの彫像素材として多く選ばれるコロンナータで採掘される純白の大理石は、不純物のない純粋な炭酸カルシウムで組成されております。通常の大理石はミネラルなどの不純物が筋模様となって表れるのですが、コロンナータの大理石は同一の細かい結晶がしっかりと結合しており、ラルドの熟成に非常に適した高い耐熱性と酸素透過性、低い吸水性を持ち合せます。この大理石の巨大な一枚岩から削り出される石槽は、酸素やイオンを自然に入れ替えて内部の酸度とアルカリ度を最良の状態に保ち、酸敗を防止するという優れた天然の保存機能を持ちます。
コロンナータの爽やかな気候、コロンナータの大理石の効能、これらによって 生み出される「ラルド・イン・コンカ・コロンナータ」は近年までは採掘工たちを支える重要な栄養源としていくつかの小規模な生産所でのみ作っており、また工程上大量生産できないこともあって、あまり世に姿を現すことがなかったものの、その類稀なる味わいは世界中の食通達の噂となり、現在では至高の豚肉熟成品のひとつとして認められております。しかしながら現在において稀少な存在であることは変わりません。
・ボッテガ ディ アドでは、「ラルド ディ コロンナータ IGP」の製法規定の一部が厚生労働省が定める輸入規定に接触する為、コロンナータ村の製造所のほかに輸入規定を満たす製造所をモンテニョーゾ村に新設、製法は伝統そのままに製造された「ラルド イン コンカ コロンナータ」という名称としております。
生産者・メーカーなど
LA BOTTEGA DI ADOラ・ボッテガ・ディ・アド
・コロンナータ村でラルド作りの名人と謳われたアドルフォ・バルデーリの遺した「厳選した最良の肉に、最良のスパイスを使うこと。そして、なによりも心をこめて誠実な仕事をすること。これが私だけの秘密のレシピだよ・・・」
この言葉を受け継ぐ「ラ・ボッテーガ・ディ・アド」は、コロンナータ村で採掘された大理石を利用して長期熟成させる伝統製法、名人が試行錯誤の末に編み出した最高のレシピ、そしてなによりも「心をこめた誠実な仕事」を守り続け、『DI ADO』の名を継ぐに相応しい最高品質のラルドを作り続けております。
熟練の職人の手によって大理石の槽へ交互に積まれる厳選された新鮮な豚背脂とこだわりの挽きたてスパイス、時間をかけて行われる熟成期間を経て、その素材は「イン・コンカ・コロンナータ」として生まれ変わります。