ノワール ド ビゴール フレッシュ 骨付きラックの特徴
Le Noir de Bigorre
仕様
・ピレネー山麓で放牧されるビゴール豚は、牧草やライ麦・ドングリ・栗等を餌としています。そのきめ細かい肉質は味わい深く、特有の芳香が特徴である脂身とバランスに優れています。ビゴール地方特有の白いインゲン豆を料理に組み合わせ「ビゴール風」に仕立てるなど、ピレネーの大自然の恵みをお楽しみください。
Le Noir de Bigorre(ノワール ド ビゴール豚)
・ビゴールとは、フランスとスペインの国境にそびえ立つピレネー山脈の麓、オート・ガロンヌ県、オート・ピレネー県、ジェール県の3県にまたがる旧地方の名称です。ローマ時代から存在する純血種の黒毛種で、1930年代約28.000頭が飼育されていましたが、第二次世界大戦後、急速に壊滅的な状態になり、1981年にはわずか雄豚2頭、雌豚30頭のみの絶滅の危機に至りました。地元農家やビゴール協会などの活動により危機を脱し、現在は10.000頭近いノワールドビゴール豚が飼育されています。
ノワール ド ビゴール豚は、緑豊かな牧草地の中で1ヘクタールにつき25頭以下という好環境のもと、牧草とライ麦、大麦、ドングリ、クリなどを餌として育ちます。自然な状態で成長するために、体重は交配種が一日800g増えるのに対して450gしか増えないため、12ヶ月(交配種は7ヶ月)にわたり時間をかけて飼育されます。ストレスの少ない環境で育ったビゴール豚は、赤身が全体の43%(一般的な商用品種の赤身の平均は56%)と少なく、その半分以上は脂身で、脂肪の割合が高いことが特長です。その豊かな脂肪分こそがノワール ド ビゴール豚の味わい深い旨味です。近年フランスではノワールドビゴール豚も認知度が上がり、品質への評価が高まっています。
メーカー・生産者など
Salaisons PYRENEENNESサレゾン ピレネンヌ
・1927年ユージン・ボノメリ氏によりボルデール・シュール・レチェに設立されました。設立以来、3代にわたりこの地域で「ノワール ド ビゴール豚」の最上の味わいを追求することをはじめ、養豚農家の統括や品質の向上、また海外への輸出を行うなど幅広い分野において、さらなる発展に大きく貢献してきました。近年フランスでは高品質の国産素材が注目を集めており、ノワール ド ビゴール豚も認知度が高まり、パリ市内では精肉店やレストランを含め、多くの店が取り扱うようになり、フランス南西部産の豚肉の品質への評価が高まり、それとともにフランスでも豚肉が料理素材として脚光を浴びています。